1月19日(水)21時~
僧帽弁の弁口面積の計測には
- プラニメトリ法
- PHT法(pressure half time)
- 連続の式
による方法があります。
プラニメトリ法は、断層像で僧房弁を直接トレースする方法です。
PHT法は僧房弁血流速波形から算出する方法です。リウマチ性僧房弁狭窄患者における経験則の基づいて出される数字になるため、リウマチ性以外では使用することができません。
ということで、今回は連続の式での計測をしてみます⇩
1回拍出量(SV)の計測を以前しましたが、それに僧房弁時間速度積分値を計測すると求める事ができます。
1、胸骨左縁長軸断面で左室流出路径を計測
2、PWにて左室流出路時間速度積分値を計測
3、CWにて僧帽弁時間速度積分値を計測⇩
3の計測を私の心臓で測定してもらいました⇩
こちらは徐脈の人⇩
注)僧帽弁通過血流速波形の起点からトレースを開始する。トレースの終点は弁ドプラが発生する時相で終了する。
弁ドプラを超えてのトレースは平均圧較差を過小評価することになる。
僧帽弁口面積 MVA
軽症 :1.5~2.0㎠
中等症:1.0~1.5㎠
重症 :<1.0㎠
初期設定で計測に必要なボダンがない施設もあるみたいなので、機械のメーカーの方に設定を依頼してみてください。
私の施設ではこのパネルから計測して計算してくれます。⇩
超音波検査(エコー検査) - らぴゅたった (rapyutatta.me)
勉強会で使用している教科書はこちら⇩