11月10日(水曜日)21時~
下大静脈の描出
私の施設では、心エコー検査で最初にIVC(下大静脈)径と胸水の有無を確認します🍀測り忘れちゃうので( ˙-˙ )
計測部位は施設によって異なるようですが、右房から3㎝ほど遠位側、脊柱部位や横隔膜裂孔を避けて計測している施設が多いようです🍀
下大静脈(IVC)の径から
右房圧(中心静脈圧)を推定
うっ血・脱水
右心負荷所見の情報
を得る。
呼吸による変動を見る
sniff test:鼻をすするような呼吸で虚脱の有無を確認。
下大静脈の最大径が21㎜より大きい時:溢水が疑われる。(うっ血)
若年者やアスリートなどでは右房圧が高くなくてもIVC径が大きい場合がある。
心窩部からの描出ができない場合は、右肋間アプローチで肝を介して描出する。
アメリカ心エコー図学会での21mmなので、日本人ということで17mmをラインにしている施設もあるみたいです。
①
もう少し遠位部で計測する。
②
OK
③
もう少し遠位部で計測する。
④
変動前後の計測位置が同じ場所になっていない。
⑤
もう少し遠位側で計測する。
🍀先生からの補足🍀
longで出すとホントの径を測っているか、分かりません。shortで見て楕円が円に近ければ、21mm以下でも拡張してると読むべきです。ある程度の体格差はあります。ちゃんと扁平になっていれば、少なくとも圧は高くない。
shortでの確認を。
🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
右房圧を推定してから。。。
その①
三尖弁逆流速波形から得られたTRPGに、右房圧を加算することで右室収縮期圧(肺動脈圧)を推定。
推定肺動脈収縮期圧が35㎜Hg以上で肺高血圧を示唆する。
(右室・右室流出路・肺動脈に狭窄がないことが条件)
右房圧を推定してから。。。
その②
肺動脈弁逆流速波形から、左室拡張末期圧と平均肺動脈圧の推定する。
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