らぴゅたった

解像度が低いエコー機械でも…

腹部エコー。腹部超音波検査。胃がんの肝転移。転移性肝腫瘍。

外は熱風ですね💦皆様熱い中お仕事お疲れ様です。

日中は室内のエアコンも効かないし、湿度も高くベタベタしますね💦

でも今は外で鈴虫が鳴いています。耳鳴り??(゚Д゚)ハッ!?笑

こんなに暑いですがもう秋なのですね🍁🍂

 

さて今回は腹部エコーです。肝臓の腫瘤性病変の画像になります。⇩

 

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肝左葉側の腫瘤は、肝表面から突出していて一見HCCのような印象ですが、右葉側の腫瘤がない部位(背景肝)は実質が綺麗です。腫瘤は高エコーのものや、壊死と思われる無エコー域の大きなものも見られます。

もともとクリニックで糖尿病のフォローをされてた方で、採血にて肝機能障害を指摘され精査に来られました。

症状は、食欲不振、体重減少、吐き気。

何かの病気で毎月病院に行ってる方は、『毎月病院で検査してるから。。。』と思われている方がたまにいて、検査の内容まで把握していない方もいらっしゃるので、たまに別の大きな病気になって発見される方を見かけます。普段よりも体調がすぐれない時は主治医に相談するか他科に受診することをお勧めします。

 

胃の噴門部に発生した、高~中分化型管状腺癌での肝転移でした。

 

 

 

転移性肝腫瘍

 

胃は食道に続く部分が噴門、十二指腸に続く部分が幽門で、中央部を体部、噴門側を胃底部、幽門側を前庭部と言い、壁は他の消化管と同様に5層からなり、内側から、粘膜・粘膜下層・固有筋層・漿膜下層・漿膜(腹膜)となっています。

 

もっとも胃がんができやすいのは幽門部(幽門前庭部)だそうで、食塩の過剰摂取やピロリ菌なども胃がんの原因と言われています。

ほとんどの胃がんはピロリ菌の感染が原因で、世界人口の約半数がピロリ菌に感染していると言われています。日本人も50歳以上の感染率は8割以上とも書かれている記事もあり、除菌することが胃がんを予防することに直結しそうです。

 

ピロリ菌は胃の細胞に取りつくと、『CagA』と呼ばれるたんぱく質を注入し、細胞を増殖させる酵素(SHP2)と結びつき、異常に活性化することでがんの発症を促すそうです。

欧米型のピロリ菌に比べ、東アジア型のピロリ菌はCagAと結合の強さが100倍以上との報告もあり、日本のピロリ菌の怖さが際立ちますね_:(    _ ́ω`):_

 

ピロリ菌が胃の中にいるかを調べる検査には何種類かありますが、家でも簡単にできるキットが販売されていますので気になる方は簡単に検査できます⇩

 

 

胃の調子が悪いと悩んでいると、神経性胃炎のうように、更に胃の調子が悪くなって悪循環な私。。。。1度は胃カメラ受けてみようかな…(´・ω・`)

 

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