1年以上のお久しぶりです(//∇//)。こんにちは。
2026年になっちゃいました💦寒いので こたつの中で記事を書きたいですが、こたつが無い。。。
今回は肉眼的血尿で受診の、膀胱のエコー画像になります。
静止画です⇩ 膀胱右側壁に隆起性病変を認めます。

CTでも膀胱右側壁に腫瘍が確認でき、膀胱鏡検査へ。
CS:膀胱右側壁、右尿管口外側から頂部右側まで続く約3㎝ほどの乳頭状広基性腫瘍。と記載されてました。
TURBTへ。病理では
Invasive urothelial carcinoma 尿路上皮癌 平滑筋層への浸潤あり。
という結果でした。
動画です⇩。右腎の画像が無くてすいません💦
膀胱がんの発見の契機(けいき)となる症状は、血尿、頻尿、排尿時痛、残尿感などがあり、特に肉眼的血尿は高頻度にみられる症状といわれています。
女性に比べ男性に多いそうです。
喫煙が危険因子といわれ、男性における喫煙者のリスクは、非喫煙者に比較して4倍との事。
職業性膀胱がんとしては、ドイツで染料工場に勤務する人達に発生したことで、特定の化学物質、アニリンの慢性暴露での発生することが報告されています。
関西ではベンチジンやナフチルアミンの取り扱いでの発生が報告されています。
膀胱の壁は内側から順に、尿路上皮粘膜、粘膜下層、筋層、漿膜の4層からなっているそうです。
組織分類で
全体の90%以上が尿路上皮癌
約5%が扁平上皮癌
約2%が腺癌とのこと。
尿路上皮は尿路の内面を覆う組織で、尿路は膀胱、尿管、腎臓、尿道などが含まれます。今回は膀胱の話なので、膀胱の上皮細胞、移行上皮について少し。。。
移行上皮:膀胱、尿管、腎盂、腎杯などの尿路系に見られる上皮。伸び縮みできる特性があるので、尿が溜まると細胞が2~3層に薄くなり、排尿後は約6層の厚さになるという可変的な構造を持っています。
最表層の細胞は大型で、被蓋細胞(ひがいさいぼう)(傘細胞)と呼ばれています。
エコー検査でも、尿が溜まってないと膀胱壁は厚く見えますね( ˙꒳˙ )ナルホド
膀胱がんの分類方法には、『組織分類』、『深達度による分類』、『病期分類』などがあります。
悪性度の良い方から高分化、中分化、低~未分化の段階にわけられます。
癌の病期分類はTNM分類が用いられます。
T:深達度
N:リンパ節転移の程度
M:肺や肝臓などの転移の有無
で進行度を表す方法です
TNMを組み合わせて0期~Ⅳ期で表す方法もあります。
こうした分類法、治療法や予後との関連から、深達度により4つのタイプにわけられています。
・表在性膀胱がん(70~80%)
悪性度が低く、膀胱の内腔にカリフラワー状に発育し、膀胱の壁には深く進まないタイプ。再発を繰り返しやすいという特徴がある。生命にかかわることは少ない。
・浸潤性膀胱がん(20~30%)
悪性度が高く早期に膀胱壁に深く浸潤するタイプ。進行が早く早期にリンパ節や他の臓器に転移しやすい。
・転移性膀胱がん(5%ほど)
・上皮内癌(CIS)carucinoma in situ(1%ほど)
表在性がんの一つで、腫瘍の範囲が不明なことが多く、TUR‐Bt(経尿道的膀胱腫瘍切除術)では完全に取り除くことは難しいと考えられています。TUR‐Bt後にBCG膀胱内注入療法、それが無効な場合は膀胱全摘の適応と考えられています。
腹部エコーの検査の時は、ぜひ膀胱の確認も( •̀ᴗ•́ )و
腹部エコーの検査を受けられる方は、なるべく尿を溜めてから検査を受けられてください。