1か月前に動画公開していた肝腫瘤の記事をやっと。。。_| ̄|○
皆さんの施設ではエコーの機械はどのグレードを使用していますか??私の施設では中間くらいのグレードかな。
学会で発表されるような機能がついてない時があります(๑•́ ₃•̀๑)。
最近でいうと、肝の硬さをみるアプリがないです。令和4年度の診療報酬改定で保険点数がついたアレです。ないです。。。
脂肪性肝疾患の患者であって慢性肝炎又は肝硬変の疑いがある患者に対し、
適切な診断と治療を行う観点から、超音波減衰法による肝脂肪化定量に係る
評価を新設する。
超音波減衰法検査 200点
[技術の概要]
○ 肝脂肪化診断の標準法は肝生検とされているが、超音波減衰法検査は肝脂肪量が多い程肝組織内での超音波減衰が大きくなることを用いて、肝脂肪量を非侵襲的に評価することができる。
[算定要件]
○ 脂肪性肝疾患の患者であって慢性肝炎又は肝硬変の疑いがある者に対し、肝臓の脂肪量を評価した場合に、3月に1回に限り算定する。
機械のグレードが高いと画像も綺麗ですよね✨宝の持ち腐れにならないように目的にあった画像設定を検査中に実施して、より多くの情報を得てから所見にしていきたいです🍀
腕がいい人は、豊富な知識と目的に似合った画像設定が上手です。私なんかは画像設定していると逆に段々見えにくくなっちゃう時があります(۳˚Д˚)۳ナンデヤネン
ということで、画像設定が苦手でもプローブの周波数を変更すると少しだけ見やすくなるよ。という動画になりますっ笑⇩
腹部エコーのルーチン検査では、だいたい3.5MHzのコンベックスプローブを使用します。深度は15㎝程度で描出し、観察したい部分の少し下にフォーカス(▶みたいな印)を合わせて評価していきます。
今回は同じコンベックスプローブで6MHzのものと比較しています。
超音波の周波数は高いほど分解能は向上します(基礎でも勉強しましたね(*ᵕᴗᵕ)ウンウン)
6MHzなので通常のコンベックスプローブに比べ浅い位置の描出がきれいに見えます(*・ᴗ・*)و
肝血管腫でずっとフォロー中です。
腫瘤内には、微細な血管構造を示唆する嚢胞のような無エコーも見られます。
6MHzのプローブは消化管の描出にも優れていますので、ぜひ一度使ってみてください♡*˙︶˙*)ノ