新型コロナの影響で、業務前に体温を計測することになってます。
37.5℃以上だと仕事を休まないといけません。
今朝、職場で測ると37.3℃。。。。( ゚д゚)ハッ!
平熱が高いので、だいたい36.6~37.2℃が私の平熱です笑
あぶない💦あと少しで帰宅しなければwww
体温が高いと免疫力も高くなるそうなので、平熱が高い分には問題ないです笑
アンチエイジングも基本は体を温める事が大切で、老化は活性酸素による細胞の酸化が原因として知られています🍀活性酸素は顆粒球と関係があります。
体を温めて血行を促進することにより副交感神経を優位に働かせリンパ球を増加し顆粒球の増加を抑えます。
血行もよくなり、肌の艶も出てきます。
基礎体温をあげるといいことばかりです笑。と前向きな考えで過ごしてますw
今回は乳腺外科より
左乳腺?小腫瘤でのエコー検査依頼。
乳腺に異常は見られなかったですが、乳腺よりやや上方の腋下に近い部位。
脂肪層内に見たことない腫瘤像がたくさん見られました。
乳腺のエコーって、誰が検査しても腕の差ってあまりないですよね💦ちゃんと同じように描出できて、心エコーの時のように、検査する人の腕が変われば画像が変化する。ようなこともないです。なので知識のレベルの差が出てきます💦
???なんだこれ。。。
類円形の卵のような腫瘤。中は低エコー
あれ、こっちは中が高エコー????
でも同じような雰囲気です。
腫瘤と腫瘤の間は何か腺腔構造で連なってるかのように描出されます。
分葉状のものも見られました。
こちらは動画になります。
皮下脂肪層内に径8㎜以下の類円形~楕円形腫瘤を多数認めます。
それぞれの腫瘤は索状構造での連続性を認めます。
腫瘤内は不均一で、一部に無エコー域も見られます。
マンモグラフィーの所見では、腋下領域に近い脂肪織内に薄い被膜を有する数ミリ大の嚢胞の多発・集簇あり。周囲の淡いdensityや索状構造も見られる。内部はfatに近くoil cystと思われる。石灰化なし。
と記載されていました。
オイルシスト???
豊胸手術後に発生するようなしこりでオイルシストって見たけれど、エコーでは嚢胞様に見えたり、充実性に見えたり様々でした。
マンモグラフィーで脂肪濃度を有する腫瘤として
・過誤腫
・脂肪腫
・乳瘤
・オイルシスト
・リンパ節
などがあります。
乳腺過誤腫は、良性腫瘍で、脂肪腫様組織に島状の乳腺組織が散在する特有な腫瘍で発生頻度は極めてまれ。乳腺疾患の0.08~0.1%ほどと言われています。エコーでは通常、縦横比の小さい境界明瞭平滑な楕円形腫瘤を呈し、腫瘤内部は高エコーと低エコーが混在するのが特徴です。
乳癌取り扱い規約には「乳房内に周囲との境界明瞭な被膜を作る。乳房組織成分と同一か、あるいは一部が欠損した組織からなり、しかも組織構成分の割合が著しく正常と異なるものである」と定義されています。
・全体が脂肪腫様でその中に少量の乳腺組織を含むもの
・全体が線維腺腫様で一部に脂肪組織を含むもの
・脂肪腫様の中に軟骨成分を含むもの
・脂肪腫様の中に平滑筋成分を含むもの に分類されます
そしてオイルシスト Oil Cyst。油性嚢胞
脂肪壊死の領域が線維性組織によって囲まれ破裂した脂肪細胞が集塊して脂質を含むマクロファージ・泡沫細胞に囲まれ油のプールを形成する傾向がありオイルシストと呼ばれています。時間の経過により壁に石灰化が見られることもあります。
この脂肪変性は外傷や手術などにより生じる液化脂肪壊死によるもので放射線治療後に発生することもあります。
乳腺層にも見られることがあり、乳腺の腫瘤性病変としても鑑別が必要になってきます。損傷した乳房組織を修復するため硬い瘢痕組織に置き換わりますが一部の脂肪細胞は損傷後に内容物を放出しオイルシストを形成します。
・乳がんの術後・再建
・乳房への外傷
・豊胸手術
・乳房生検・吸引
・出血性疾患、または抗凝固剤での治療中
などが原因となり発生するそうです。
なるほど✨脂肪変性なら納得。フム*1フム
乳腺の検査依頼はたまにその体表側の脂肪層の病変の時があるので、皮下腫瘤や脂肪層内にできる腫瘤性病変の知識も大切だなぁと改めて感じた症例でした🐥
モンドール病くらいしか思いつかなかった( ˙-˙ )
や、こんなに大きくみえないよな…って思いましたがww
高周波プローブでぎりぎり何となく見えるときもありますが。。。
モンドール病:乳房や前胸壁の浅静脈の血栓性静脈炎・リンパ節炎のこと。30~50歳の女性に多いと言われていますが、男性がかかることもあります。皮膚に索状物として触れることができ、圧痛やひきつれを感じたりします。
激しい運動や過度の疲労、きつい衣服や下着などで局部的に血液やリンパの流れが悪くなり、うっ滞することで発症すると言われています。原因不明の場合もあります。
*1: ˘ω ˘ *