乳癌は自分で発見できる癌の1つですよね🍀
今回は首の頸動脈検査時に、「他に気になることはないですか?」とお尋ねしたところ、「ここが最近気になってます。」と胸のしこりを気にされてた時の画像になります。
夜寝る前とかに発見したら気になって眠れなくなるかたも多いと思います。
思い悩むのは精神的にも良くないので、気になったら検査してください✨良性の事もありますので。
動画撮影してくれてました⇩
沢山撮影してくれてましたが、ボディーマークが違ったりゲインが高かったりしたのでこちらの動画のみになります。
2018年の5月に、乳癌取り扱い規約(第18版)が発刊されました。
病理組織学的分類で良性腫瘍と悪性腫瘍の間に異型上皮病変の説明が加わりましたね。
悪性腫瘍では微小浸潤癌の追加。
浸潤性乳管癌は
・腺管形成型
・充実型
・硬性型
・その他
の4型に分けられ、用語の置き換えではなくコンセプト自体が変化してます。
静止画だと後方エコーの減弱が少しあるように見えました。
残念ながら静止画はこの一枚です💦⇩
脂肪層に比べ、低エコーで、形状は不整。
脂肪層へ浸潤してるところは腫瘤周囲の脂肪織が 混濁してやや明るくみえます。
後方エコーの減弱は動画ではわかりにくかったです。
機械の性能が良くなれば良くなるほど、アーチファクトとしての画像が出にくくなるのも要因かもしれませんが、単に細胞自体の影響かもですw
浸潤性乳管癌のエコー所見は
・腺管形成型
横に広がる感じで、後方エコーは不変の事が多い
・充実型
丸っこい感じで、後方エコーは不変~増強。側方陰影を認める事が多い
・硬性型
縦長なイメージで、周囲に高エコー帯がぼんやり見えるときがある。後方エコーは減弱することが多い
こんなイメージですよね。
乳癌の種類は沢山ありますが、この3つのエコー所見は頭に入れておくと、検査中に腫瘤を発見しても観察すべき所がわかるので、後で誰かに画像を見てもらうときに役にたちます。私のイメージは適当なので、参考書で確認してください。。。(:3_ヽ)_コテッ!
カテゴリー分類を記載する時は、その腫瘤が何であるかがわからないと、カテゴリーを付けるときに迷いますので、検査中に腫瘤が良性なのか、悪性なのか判断したいです(*ᵕᴗᵕ)ウンウン
病理では、浸潤性乳管癌(硬性型)の所見との事でした。
え?硬性型??硬癌のこと??
知識のアップグレードをしてないとこんな感じで思っちゃいますw
乳腺エコーの好きなところは、腹部や心臓と違って描出が簡単なところです。腕の差はあまり感じられず、「知識」と「目でみる力」で判断の差がでてくるような気がします。
もちろんエコーでわからない時は他の検査にすぐ頼ります。。。(*´∀`*)
私のエコーの師匠は、先輩に「才能ないねぇ。。」と言われたとおっしゃってました💦
でも私には、エコーは「才能やセンスじゃないよ。」って言いながら丁寧に何度も教えてくださいました。大切なのは才能ではなく、好きや興味といった情熱だと思っています。今は悩んでる人も、目標を作って挑戦していくと結果に出てくると思います。私もまだまだまだまだ…知らないこと、覚えないといけない事が沢山あります。
コロナ禍で勉強会が少なくなり、勉強できなくなった。。忙しくて勉強できない。。。など事情はありますが、毎日少しずつ積み重ねていけたらいいなぁと考えています。
はやくベテランの方のようにカッコよくなりたいですが。。。(´・ω・`) ショボーン
まだまだお勉強中の方、一緒に頑張っていきましょ~☆٩(。•ω<。)و
WHO分類(第4版)、UICC TNM分類(第8版)との整合性を図り、病理編を大幅改訂。
組織型分類の変更、病理学的TNM分類の記載の追加、組織学的治療効果判定の図譜の追加など