2月ですが日中暖かい日が続いていますね(*´∀`*)
久々に休日の予定がなく図書館に行ってきました。
少し古い本で、自分磨きになるような一冊を借りて読んでます✨(*・ᴗ・*)و
今回は数年前の乳腺の画像になります。
乳腺層~脂肪層に、等~やや高エコーの腫瘤が見られます。
側方陰影がみられ、後方エコーは増強しているようにも見えますが不変なのかな?
形状は不整で、前方境界線は断裂しています。周囲を圧排し発育してる印象です。
粘液癌や充実型の浸潤癌を考えました。
病理では
Invasive ductal carcinoma
solid tubular carcinoma
約70%の範囲で mucin Lake を伴う境界明瞭なInvasive ductal carcinoma
と記載されていました。
「。。。。。・・・・・?????粘液が貯留してるの??」
solid papillary carcinomaは充実性乳頭状の発育形式で核異型度の低い乳管内癌・・・
神経内分泌腫瘍の特性をもつ・・・・
など聞いたことがありますが、知識不足でよくわかりませんでした💦
【非浸潤癌が多いが、浸潤癌を伴う症例の浸潤部では神経内分泌癌や粘液癌が多く、一部は粘液癌の前駆病変とも考えられている】
【乳頭腫との鑑別が困難な場合、粘液産生細胞の混在が悪性を疑う指標となる】
など書いてあるものもありました。
また、粘液癌は膠様癌ともよばれ粘液を産生することが特徴の癌で
純型(腫瘍全体が粘液膠様の癌巣で占められるもの)と
混合型(浸潤性乳管癌の組織形態を示す癌巣と粘液膠様の癌巣が混在したもの)
に分かれるそうです。
組織学的には、粘液中に乳頭腺管癌あるいは充実腺管癌と基本的に同様な癌細胞巣が浮遊しているそうです。
充実腺管癌(検査当時)の典型的なエコー画像の特徴と少し違った症例でした。