まだまだ忙しくて、更新がカメの歩みです。。(:3_ヽ)_コテッ!
今日は腹部エコーです(*´∀`*)
腹部エコーでは他臓器と比較して、腎臓の先天性異常によく遭遇する気がします。
エコー検査の順序的には、右腎を先に見ることが多いので、右腎を描出するときに『あれ?腎臓どこだろ。。。。』とか『なんか上手に描出できないなぁ。。。』とか思うときに遭遇してる気がします👀
見えない💦で終わらせるよりも、何で見えないんだろう…と思う事で発見出来ることがあるので もう一歩前に踏み出してみるのもいいですね✨
⇩こんな感じで、肝と腎を同時に描出しようとしても、腎臓どこ??
右腎の下極が上手く描出できない💦。。。
と思うことがあれば、腎の先天性異常を考えないとですかね( •́ •̀ )?
ちなみに脂肪肝ですね。肝腎コントラストの画像を撮りたかったんです💦
探し出した右腎は 全貌が見えす一部ガスの中…
【腎の先天性異常】
- 腎無形成
- 回転異常
腎門部は内側も向くのが正常ですが、腎門部が腹側にあるものを無回転
腎門部が外側にあるものを逆回転
腎門部が背側にあるものを過回転
と言うそうです。
異所性腎の多くは回転異常を伴っています。
- 異所性腎
本来あるべき所にない状態
単純異所性腎:骨盤内に存在する骨盤腎。後縦隔に存在する胸部腎
交叉異所性腎:片腎が正中を超えて反対側にある状態
癒合腎:両側の腎臓が癒合している状態
S型腎
L型腎
塊状腎
が知られています。
- 重複腎盂尿管
腎盂および尿管が1つの腎臓から2つ存在する状態
腎盂と近位尿管のみの重複を部分重複
全長にわたる重複を完全重複
と言うそうです。
動画です⇩。右の腎臓から峡部~左の腎臓まで追ってます。
峡部は壁の肥厚した腸管のような雰囲気です。
先天的な形態異常で、左右の腎臓の下部がつながっている状態です。
Uの字型の形状となり、馬の蹄鉄の形に似ているため馬蹄腎と呼ばれています。
胎生期の腎発生過程でおこることが多く遺伝が関係していると考えられているそうです。
発生頻度はおよそ2000人に1人。
18トリソミーやターナー症候群ではみられる頻度が高いそうです。