経胸壁心エコー
Mモード左室計測レベル
9月29日(水)21時~
・きるべきMモードのラインは弁尖が入らない乳頭筋レベルより心基部寄り
・心室中隔と後壁の収縮のタイミングは一致しているか
・壁は収縮時に厚くなっているか
・心嚢液の貯留はないか
綺麗な長軸像を描出し、そこからプローブをやや左に傾け 外側へ向けると
中隔と後壁に垂直にMモードのラインを入れることができます。
収縮末期に中隔は2段階に収縮し(①と②)、通常①の方が大きな収縮になります。
(左室と右室の収縮時相がややずれているため)
左脚ブロックやMモードのビームが斜め入射の時など②の収縮の方が大きくなります。
後壁は収縮時にゆっくり収縮し、拡張時にすばやく拡張していて コンプライアンスの低下は見られない。(収縮の山が対称になっていればコンプライアンスの低下が考えられる)
①
Mモードのラインが、やや中隔と後壁に垂直に入っていないので
もう少しプローブを左へ傾ける。
右室の壁と中隔の壁の鑑別がしやすいようにSTCを調節する。
②
Mモードのビームは少し斜めに入っているので胸骨から離す。
後壁のゲインが高く白いので、STCで中隔と同じ明るさになるように調整する。
③
Mモードは垂直に入っている*OK
後壁のゲインが高いのでSTCで調整する。
④
Mモードは垂直に入っている*OK
後壁と外膜の区別がつけにくいのでSTCで調節してゲインを少し下げる。
⑤
プローブを少し左に倒して、もう少しMモードのラインを心基部側へ。
後壁のゲインを調整し中隔の明るさにあわせる。
⑥
OK
⑦
OK
Mモードのスイープスピードをはやめると正確さが増す。
次回は左室流入血流速波形でE波とA波です🍀
10月13日(水)21時~
よろしくお願いします(•ᵕᴗᵕ•)
勉強会で使用している教科書はこちら⇩
[http://心臓超音波テキスト 第3版]
超音波検査(エコー検査) - らぴゅたった (rapyutatta.me)