経胸壁心エコー
Mモード僧帽弁レベル。
9月15日(水)21時~
・AMLとPMLの両方の弁尖の断面を捉えているか?可動性は良好か?
PML(僧帽弁後尖)の弁尖を捉えるのが難しい。。。
・弁に震えはないか?
fluttering(フラッタリング):大動脈弁逆流血が僧帽弁前尖(AML)に当たって振動する。
afの時にも緩やかにふるえる。
腱索断裂時。
・EPSSは5㎜あるか?
5㎜未満の場合、流出路が狭い。
ボリューム不足や非対称性中隔肥大
・SAM、B-B´stepはないか?
SAM(systolic anterior movement):僧帽弁前尖の収縮期前方運動。
収縮期にAML(僧帽弁前尖)が心室中隔側へ動く現象。
左室流出路狭窄例に多く観察される。
非対称性中隔肥大(ASH)・肥大型閉塞性心筋症(HOCM)・S字中隔
B-B´step
僧帽弁閉鎖の前にでるノッチ。
僧帽弁MモードのA-C間(A派の下行脚)に生じる棚で、左室拡張障害に伴い出現。
左室拡張末期圧の上昇を意味する。
Ⅰ度房室ブロックや徐脈時にも見られる。
・AMLとPMLの接合はずれてないか?
僧帽弁の逸脱
(逸脱部位診断には多断面からの観察が必要)
🍀先生からの補足🍀腱索
部分断裂
Torn chordeaeにはMモードにしたら
IIIIIIIというようなストライプが出る事がある。harmonic striped patternと言い部分断裂の証拠です。ただ最近の機器は性能が良くなり、出にくくなった。palseの発振スピードより、切れた腱索の震えるスピードが早いとこうなる。
全断裂ruptured chorder tendineaeに近いと弁がLAに入り込むようになる。
🍀ありがとうございました🙌🏻💕🍀
①
②
PMLの弁尖にMモードの線が当たってないので やや左側へ。
もう一肋間上からの描出を試してみると、Aoと左室の角度が付かず綺麗な長軸になる。
EPSSが5㎜無いのは斜めに入っているから。
③
Mモードの線が弁腹を通ってる。
④
ゲインが高くPMLと左室後壁がMモードで判別できない
⑤
AMLは弁尖をとらえてるのでOK
PMLは弁腹をとらえてるので少しプローブを左に傾ける
肋間の高さはOK
⑥
PMLの弁尖がとらえられてないので、やや胸骨に寄ってガイドを少し左へ
Mモードのゲインが高いので左室後壁とPMLの区別がわかりにくい
長軸のAoが見えてない
⑦
BモードでAo・LAがよく見えていない
画像の提出ありがとうございました(•ᵕᴗᵕ•)
次回は9月29日(水)21時~
左室のMモードです。ついにEF( 'ω' و(و "フリフリ
9月24日(金)21時~は心エコー超音波テキスト3版を先生と一緒に朗読です。
一人で読むと難しいと感じる人。読むのを途中で断念する人etcなどこの機会に一緒にいかかですか(*´∀`*)??
勉強会で使用している教科書はこちら⇩
[http://心臓超音波テキスト 第3版]
【Bモードでみる僧帽弁】
・弁の開放制限はないか?
・EPSSは保たれているか?
・AMLのdomingはないか?
・弁の逸脱はないか?
・弁の器質的な変化はないか?(石灰化や浮腫等)
・弁に付着する疣贅はないか?
・逆流は?その方向は??
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