心エコーの動画で気になるカラードプラ画像があったので、他の施設の方に動画をみていただきました。
気になるところは人それぞれ。。
まず、👨🏫「クマジン稜」
何ですかそれ????( ˙꒳˙ )???
左房内に見られるアーチファクトとしてクマジン稜(coumadin ridge)(ワルファリン稜)とよばれる左心耳と左上肺静脈の心房への流入口の間に発生する筋肉の隆起(隔壁)で正常構造物になります。
名前の由来は血栓と間違えてクマジンを投与されることがあるため。。だぞうです。
綿棒(Q-tip)からQ-tip sign(綿棒サイン)とも呼ばれているそうです。
でも私が気になったのはこっち⇩
肺動脈弁逆流(pulmonary regurgitation:PR)とは別に小さなシグナルがみえます。
これもPRなのでしょうか??
👨🏫「fistula」
?????( ˙꒳˙ )???
【冠動脈瘻(coronary artery fistula)】
冠動脈が末梢の心筋に終わらず、心腔やその他の脈管と直接交通。
心腔または血管内に既存の疾患では説明できない乱流が認められる。
肥大型心筋症、特に心尖部肥大においては冠動脈左室瘻を合併する報告が散見される。
比較的まれな疾患で女性に多いといわれているそうです。
手術の適応となる症例は少ないそうですが、盗血現象による胸痛を認める症例や、シャントによる心不全や肺高血圧症例、瘻血管瘤合併症例などでは手術の適応となるそうです。
瘻血管の起始部位、開口部位にはさまざまなタイプがあるそうです。
起始動脈は左冠動脈・右冠動脈
開口部が
右房:三尖弁逆流と異なる異常血流が右房内に
右室:心室中隔欠損の左ー右短絡血流と異なる異常血流が右室内に
肺動脈:動脈管開存の短絡血流と異なる異常血流が肺動脈内に
(拡張期に肺動脈壁から肺動脈弁に向かう異常血流)
左室:心尖部肥大型心筋症例では肥大した心尖部から異常血流が見られることがある
他の先天性心疾患を合併していることが多い。
感染性心内膜炎を起こしやすい。
今回の動画の答えはわからないままでしたが、勉強になりました😊😊🍀🍀
私が循環器の超音波検査士の資格を取得する時に勉強していなかったことがバレました(꒪д꒪II♡笑笑笑
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