今回は下肢血管の検査中に発見された皮下腫瘤になります。
楕円形で腫瘍の両端は紡錘状になり、索状物に移行していくのが確認できます。
動いちゃったので途中ブレブレですいません💦
神経鞘腫はシュワン細胞が元となって発生すると考えられる腫瘍のため
シュワン細胞腫(schwannoma)とも呼ばれています。
シュワン細胞とは末梢神経の周りを覆う細胞で神経線維の保護や再生に関わっているそうです。
皮下組織や筋肉などの軟部組織に発生しますが、脳神経、脊髄神経、消化管など色々な部位に生じるそうです。
神経鞘腫に類似した末梢神経から発生する良性腫瘍に神経線維腫があります。
神経線維腫はシュワン細胞、線維芽細胞などさまざまな種類の細胞が入り混じった腫瘍です。