経胸壁心エコー 基本断面
心尖部二腔断面(2-chamber view)
8月18日(水)21時~
心尖部四腔断面から左に90℃(反時計回りに)プローブを回転させ描出します。
左房の右側に左心耳が見えてきます。
傾いた4ch viewでは2chには切れないので、真っ直ぐに立ててから回転させます。
左室の前壁と下壁の壁運動。左心耳血栓の有無などを確認できます。
2chは4chより描出が難しいと感じるのはセクタプローブがやや横に広く長方形のため2chにすると肋骨の間に入りにくいため描出しずらく感じます。
肋間を広げるため、患者さんには左腕を挙上してもらったり、背中を丸めずに伸ばしてもらうなど協力をしてもらいましょう。
また、患者さんの服をしっかり上にあげ、自分の手が自由に動かせるよう検査しやすい状態で挑みましょう。
プローブを持つときは指先で尖端を持つようにして、ぎっちり握らないように。
4chの時と左室の長さが同じになるはずです。
血液は左右の肺から各2本ずつの肺静脈を経て左房に流入します。左心耳には血栓ができやすいと言われてるので血栓の有無を確認していきます。
今回で基本断面Bモードは終わりになります。
次回からいよいよMモードです✨
基本画像を綺麗に描出することで、正しい計測値を出すことができます。
一度で測った計測値をそのまま採用するのではなく、3回ほど計測して正しい計測値に近づけましょう。
次回9月1日(水)21時~
Mモード 大動脈弁レベル
です。画像の提出よろしくお願いします(•ᵕᴗᵕ•)
勉強会で使用していた教科書はこちら⇩
第2版の画像がのってましたが、第3版があります。
[http://心臓超音波テキスト 第3版]
①
4ch➝2chにするときに傾きが変わってしまい 心尖部が丸くなってるので、もう一肋間下からの描出を試してみる。
左房の境界がわかるように描出する。
左室の左の壁が中隔の輝度なのでもう少し回転させる。
②
左心耳がよく見えている
③
左心耳がよく見えている
④
OK
⑤
肋骨にプローブがのって心尖部からずれているので、やや横に動かしプローブの傾きをかえてみる。
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