らぴゅたった

解像度が低いエコー機械でも…

急激な腹痛、腰痛、尿路結石??お腹が痛い。吐き気がある

 

以前、膀胱炎からの左腎盂腎炎になり、左腎に径4㎜ほどの腎結石ができました💦

自分の体でエコーを教えているときに、発見

経過観察🙊

 

 

ある日のいつもと変わりない朝、家で出勤の準備をしていると、お腹に違和感が…😣

トイレかな?と思ってトイレに行くも改善されず、増強😭

左下腹部から左横腹、腰が痛くなってきてかがんだ状態でうろうろ😭

あれ?もしかして尿管結石?

まだ運転できるかな?痛みはますます増強し、いや運転もうできない…😭😭

家族に運転してもらい、病院へ

違和感をかんじて20分ほどで笑えないほどの痛みになりました。😭

 

病院についたのはまだ診察まで1時間以上ある8時前。

待ち時間の間に、自分でエコーを見たら やっぱり左腎は水腎症にwww

原因は何となく察していたので救急車は呼びませんでしたが、普通にこの痛みが来たら救急車を呼ぶ気持ちがわかります。たぶん死ぬかも?とか不安いっぱいで来院するんでしょうね😅

 

待合室で痛みで生汗、呻いていたので診察前にトリアージしてもらい、処置室のベッドに案内され点滴と座薬。しばらくしても痛みは改善されずひどくなる一方。

出産経験した人が、陣痛よりも痛かったと言われたのを思い出いながら。陣痛は痛みに波があるけど、これはずっと激痛のままで楽になれる時間がないのか…😂

痛すぎて嘔吐💦

痛み止めが利かないため、もっと強い痛み止めを筋注されようやく落ち着いてきました。

 

入院する?といわれ、また自宅で同じ痛みになったら…と思い悩みましたが自宅で様子を見ることにしました。

痛み止めを処方してもらい。さて帰宅、、ブスコバンのせいでふらふらなりながら看護婦さんにお礼を言い会計へ☺

自宅では数回痛み止めを飲みましたが、一回目のような辛い痛みにはならず、水分を多量にとりいつか流れて出てきてくれるであろう結石を待ちました。3日たっても出てこなかったですが、だんだん下部尿路に移動していく経過観察はおえました。

一週間ほど様子をみてましたが、気が付かないうちに排出されてました。

 

尿路結石(尿管結石)とは腎臓でできてしまった石が尿の通り道に引っかかって激痛が起こる病気です 

腎臓で作られた尿は、腎盂、尿管を通って、膀胱に貯められ、尿道から体外へ排出されます。この尿の流れる通路を尿路と呼び、その尿路に結石ができる病気が尿路結石症です。結石が存在する場所によって、腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石と呼ばれます。結石が尿路をふさぐと激しい痛みがでます。細菌感染を合併すると高熱がでます。閉塞が長く続き、感染症を繰り返す時には腎臓の機能に障害をあたえます。結石ができる原因はいまだ十分に分かっていません。尿路結石症全体の80%以上は原因不明です。尿路結石の原因として(1)尿中のカルシウム、シュウ酸、尿酸などが過剰(2)結石を抑制する物質(マグネシウムクエン酸)の減少(3)尿路感染、尿路奇形、尿の停滞など(4)動物性タンパク質の過剰摂取、水分摂取不足など があげられますが、多くの因子が複雑に関与していると考えられています。尿路結石の原因疾患としては、痛風副甲状腺機能亢進症、尿路の奇形、ある種の薬剤(副腎ステロイドの長期連用など)があります。

 

尿路結石の主な症状は強い痛みと血尿です。疼痛は結石が尿の流れを塞ぎ、腎臓の中の圧が上昇するため起こります。突然に疼痛発作といわれる激痛をおこします。わき腹から背中にかけて間欠的にまたは持続的に痛みます。時に下腹部に痛みが放散します。吐き気や嘔吐を伴うこともあります。血尿をみることも多く、痛みの発作に伴って見られます。結石が膀胱の近くまで下降した場合は排尿痛、頻尿、残尿感などの膀胱刺激症状をおこします。細菌感染を合併すると、高熱を出し、尿が濁ります。また、膀胱結石が尿の出口を塞ぎ、尿道に結石が詰まった時には尿が出せなくなります。しかし、全く無症状の場合もあります。気がつかないうちに徐々に腎臓の機能が悪化することがあります。特に両側の尿管結石では腎臓からの尿の流れが詰まって、尿が全く出なくなり急速に腎機能障害が進行することがありますので尿量のチェックも重要です。

 

保存療法は大きさが10mm未満の小さな結石が適応になります。自然に出る可能性が高いため、水分摂取と内服薬を処方します。結石の大きさが10mm以上の大きな結石で自然排石が困難な時や、腎臓機能に障害が出ている場合には手術療法の適応になります。

第一選択治療法は体外衝撃波結石破砕術(ESWL)が適応になります。衝撃波を体外から結石に対して照射し、結石を細かく砕き排出させる治療法です。結石は数日から数週間かけて尿とともに排出されます。ESWLで治療が困難な結石としては、尿管の粘膜内に強く癒着している嵌頓結石があげられます。ESWLでは破砕されにくく、一部が排石されずに残ってしまいます。このような結石に対しては内視鏡を併用して治療します。麻酔をかけて尿道から細い内視鏡を挿入してレーザーなどで砕き取り出します。

尿道的腎尿管結石砕石術(TUL)を併用することにより治療困難な嵌頓結石の治療が可能となります。麻酔が必要なため3~4日間の入院になります。サンゴ状結石などの大きな腎結石や硬くESWLで破砕するのが困難な結石では、経皮的腎尿管結石砕石術(PNL)の適応となります。腎臓に穴をあけ、内視鏡下にレーザーなどで砕き、排出します。

 

尿路結石は大変再発の多い疾患です。日常生活上での再発予防には水分摂取、バランスのよい食事に気をつける必要があります。水分の補給は尿量を増やし、尿中のミネラルの濃度を低くするために最も重要です。1日2リットル程度の尿量を保つようにしましょう。


結石の多くを占めるカルシウム結石の形成には尿中のシュウ酸濃度が問題になります。カルシウムは腸管中でシュウ酸と結合し腸でのシュウ酸吸収を抑制し、尿中のシュウ酸濃度を下げ結石を防ぎます。このためカルシウムを十分摂取するのが予防上大切です。このほか脂肪、糖分、塩分の取りすぎにも注意しましょう。高尿酸血症の方や尿酸結石では尿酸のもとになるプリン体の摂取を制限する必要があります。バランス良く規則正しい食事を心がけたいものです。

 


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罹患・再発予防に向けて

 十分な水分を摂る

水分をあまりとらない慢性的に脱水の状態では、尿が濃縮されて尿路結石ができやすくなります。食事以外に1日2L以上の水分補給をし、1日尿量を2L以上とすることで、結石再発リスクを61%に減少できるという報告もあります。

とくに夏場の暑い時期や、入浴・運動後、夕食後の水分補給が大切です。

 カルシウムを摂る

以前は、カルシウム結石の予防にはカルシウムを多量に摂らない方がいいと考えられていましたがその後の研究で、結石患者さん達の方が、結石のない人達に比べて、摂取しているカルシウム量が有意に少ないということが報告されました。カルシウムは腸管内でシュウ酸と結合してこれを便に排出させ、シュウ酸の吸収を抑制し、尿中シュウ酸排泄量を減らします。現在では、適量のカルシウム摂取(日本では1日600-800mg)を行うことが、再発予防になると考えられています。

 クエン酸を摂る

クエン酸は、シュウ酸とカルシウム、リン酸とカルシウムが結合するのを抑制するため、カルシウム結石の予防に有効です。また尿中Phを上昇させ酸性尿を是正することから、尿酸結石、シスチン結石の予防にも有用です。果物や野菜に多く含まれますが、摂り過ぎはシュウ酸を多く摂ることにもなりかねないのでそこは注意が必要です。

 塩分や糖分を摂り過ぎない

塩分制限をすることで、尿中カルシウム排泄量が減少する効果があると報告されています。また、塩分を過量摂取すると、尿中クエン酸排泄量が減少してしまうという報告もあります。

糖分の摂り過ぎもまた、尿中のカルシウム排泄量が増加するとされています。

 シュウ酸を摂り過ぎない

尿中に排泄されるシュウ酸は、カルシウム結石の最も重要な危険因子であり、この約70%は食事由来とされています。予防のためにはシュウ酸を多く含む食品の過剰摂取を控えることが大事です。ホウレンソウを筆頭に、キャベツ、ブロッコリー、タケノコ、意外なところではバナナ、玉露・抹茶・煎茶などのお茶、ココア、チョコレート、コーヒー、紅茶などです。これらの摂取量に気をつけ、摂り方の工夫をすることが重要になります。シュウ酸は水溶性なので、ゆでて調理をしたり、カルシウムと一緒に摂取することで吸収を抑えることができます。ホウレンソウのおひたしにちりめんじゃこを加えたり、コーヒー・紅茶・ココアには牛乳を加える、という具合です。また、野菜類は毎日食べるものは少ないかもしれませんが、コーヒー、紅茶、お茶は毎日飲む人が多く、注意が必要です。同じお茶の中でも麦茶やほうじ茶はシュウ酸含有量が少ないです。

 プリン体の多く含まれる食品や飲料を摂り過ぎない

プリン体は体内で代謝されて尿酸となり、過剰に摂取すると高尿酸血症や酸性尿を引き起こします。食品100gあたりプリン体が200㎎以上含まれるものを高プリン食といい、主に、肉類(レバーなど動物の内臓)、魚介類、干物などが挙げられます。これらを摂取しすぎないように、1日あたりプリン体の摂取量が400mgを超えないようにするのが望ましいとされています。

また、アルコール飲料は、特にビールにプリン体が多く含まれますが、プリン体の有無にかかわらずアルコール自体の代謝に関連して血清尿酸値を上昇させるので、種類を問わず過剰な摂取は慎むべきです。血清尿酸値への影響を最低限に保つ目安量は、1日あたり日本酒1合、ビール500ml、ウイスキー60ml程度とされています。

またワインは酸性食品ではなく、カルシウムやマグネシウムカリウムが多く含まれており、ワイン摂取が結石発生を減少させたとする海外の報告もあるので、脱水にならないように気を付けて摂取すればよいかもしれません。

 動物性の脂肪、タンパク質を摂り過ぎない

動物性脂肪を多く摂ると、腸内の脂肪酸が増えてカルシウムと結合するため、シュウ酸がカルシウムと結合できなくなり、このシュウ酸が吸収されて尿中へ排出され、結石ができやすくなります。

また、動物性タンパク質が多いと、尿中尿酸が多くなり、結石ができやすくなります。

 夕食を食べすぎない、寝る前に食事をしない

1日の必要栄養素の半分近くを夕食で摂取する夕食中心の食生活は、就寝後の尿中への結石形成促進物質(カルシウム、シュウ酸、尿酸など)の過剰排泄につながります。

また就寝中は水分が補給されないため、尿が濃縮されます。食後2-4時間でこの尿中結石形成促進物質の濃度がピークになるため、できれば夕食は、寝る4時間前までに済ませるのが理想的です。

人間ドックや健診の腹部超音波検査等で、腎結石や腎石灰化を指摘された方は少なくないと思いますが、くわしい食事指導を受けたことのある方はあまり多くないのではないかと思います。尿路結石を予防するために、規則正しくバランスの良い食生活と、十分な水分摂取を、そして血液・尿検査、超音波検査などでの定期的なメディカルチェックをお勧め致します。

鼻の中が痛い!鼻にニキビ?鼻にヘルペス

風邪をひいて治りかけの頃や体調不良の時に最近、鼻の中にチクチクするおできの様なものができるようになりました(´;ω;`)ウゥゥ

顔の表情を変えると、引っ張られて痛いし、気になって触ってしまって激痛が(;´Д`)

鼻が詰まった感じがするので取りたくなるし、膿みたいなのが取れるし、取ると痛いしまたひどくなるし…( ノД`)シクシク…

 

鼻にヘルペス??

毎年多くの患者さんが鼻にヘルペスができたと訴えて皮膚科を受診しているらしいです。

 

鼻のヘルペスも、もちろんヘルペスの一種です。その症状は、唇にできる口唇ヘルペスと基本的に同じ。患部が赤く腫れたり、痛みを感じたり、小さな水疱ができたりします。また、鼻にできたヘルペスによる痛みは、激痛というよりは、会話や食事をする度にピリピリ、ジリジリと痛むという方が多いようです。

 

これだ!!笑

飲み薬は病院で処方してもらわないとなので仕事休まないと(T-T)ウェェーン

薬局で塗り薬買おうかな…

 

 

 

口唇ヘルペス

口唇ヘルペスはくちびるやその周囲に小さな水ぶくれができます。単純ヘルペスウイルスというウイルスに感染することで起こる病気です。直接的な接触のほかにウイルスがついたタオルや食器などを介しても感染しますので、家族間での感染が多いです。このウイルスは一度感染して免疫をもっていても、再感染や再発を繰り返すことが特徴で、大人に見られる口唇ヘルペスのほとんどは再発で、年に1~2回程度再発する場合が多いようです。

単純ヘルペスウイルスには1型と2型の2つのタイプがあります。1型はくちびる、顔面などの上半身に、2型は性器を中心とする下半身に主に発症します。以前は子どものうちにほとんどの人が家族から口唇ヘルペスに感染しておりましたが、衛生状態の改善や核家族化などの影響で、現在は20代~30代では約半数の人しか抗体を持っていないとされています。年齢が高くなるにつれて抗体をもっている人が増えますが、以前に比べ、抗体を持っている人は減っております。子どものうちに単純ヘルペスウイルスにはじめて感染すると(これを初感染と言います)症状がほとんどないか、あっても軽いのに対し、大人になってから、初めて感染すると症状が重症化することがあります。なお、1型に対する抗体をもっていると2型にも感染しにくく、発症しても軽症で済む場合が多いです。

 

初感染の後、ヘルペスの症状がおさまっても、ウイルスはいなくなったわけではありません。ウイルスは腰のあたりの神経に侵入し、潜んでいます。その後、何らかのきっかけがあると再活性化し、神経を伝って皮膚や粘膜に出てきて病変をつくります。これは再発で他人からうつったものではありません。現在使える薬では潜伏しているヘルペスウイルスを退治することはできません。再発でヘルペスの症状が現れやすいのは、疲労や風邪、紫外線、胃腸障害、ストレスなどの免疫力の低下などの場合です。女性では月経前に再発することも多いようです。

症状が出ている時期は水ぶくれの中にウイルスがたくさん存在しています。以前に単純ヘルペスにかかったことがなくてこのウイルスに免疫がない人や、免疫があっても抵抗力が落ちている人は、接触により単純ヘルペスに感染する可能性が高くなります。感染した場合、接触した日から3~7日程度で発症することが多いようです。また自分が患部に触れて、他の部位をさわることで、さわった部位に感染することもあります。

ウイルスを持っていても症状が出ていない場合、たいていウイルスは神経節にひそんでいるのですが、唾液や精液などにウイルスが含まれていることがあります。この場合、キスやセックスでパートナーに口唇ヘルペス、性器ヘルペスを発症させることがあります。

前駆症状

水ぶくれが現れるのに先立ち、皮膚にピリピリ、チクチク、ムズムズなどの違和感、かゆみ、ほてり、痛みなどを感じることがあります。再発を繰り返している人は自分でわかることが多いようです。

皮膚症状

前駆症状の後、口唇や口の周りなどの一部が赤くなり、その上に小さな水ぶくれができます。患部には軽いかゆみやほてり、痛みなどを感じます。水ぶくれがやがてかさぶたとなって、10日~3週間くらいでおさまってしまいます。また、同じヘルペスウイルスが原因で、口内炎の症状が出る場合もあります。初感染か再発か、体調のよしあしなどの要因で症状の程度は異なります。

初感染の場合

広範囲に5mm位までの水疱が多発します。発熱したり、あごや耳の周囲のリンパ腺が腫れたりすることも多いです。

再発の場合

一般には口唇や口のまわりの一部分に限局し、軽症のことが多いです。

 

 

アトピー性皮膚炎の方の場合

皮膚のバリア機能が低下しているので、皮膚から感染して、掻くことで広げてしまい症状がひどくなることが多いので特に注意が必要です。初感染と同様、発熱したり、リンパ腺が腫れたりすることもあります。

ヘルペスウイルス外用薬や内服抗ヘルペスウイルス薬で治療します。抗ヘルペスウイルス薬は症状が出たら、できるだけ早い時期に治療を始めるのが望ましいとされます。通常は5日間内服すれば十分で完全に治るまで服用する必要はありません。

しかしながら重症の場合や内服薬が効かない場合には内服薬の変更や点滴注射、入院治療が必要になることがあります。

口唇ヘルペスは精神的・肉体的ストレスにより体力や抵抗力が落ちているときに再発することが多いです。そのため、バランスのよい食事をとり、十分に休息することが大切です。日頃から体だけでなく精神的にも健康な生活を心がけてください。

疲れている時や体調がすぐれない時は、強い紫外線を浴びる屋外での活動やレジャーは控えましょう。海水浴や野外活動での紫外線の曝露は、全身の免疫力を低下させて、再発の原因となり得ます。

【症状が出ているとき】

人との接触について

症状が出ている時期はウイルスの量が多く、感染力も強いので特に人との接触には注意が必要です。ウイルスがついたタオルや食器からも感染しますので、これらの共用は避けてください。食器は洗剤で洗いましょう。タオルはほかの洗濯物と一緒に洗って構いません。相手が免疫力をもっていれば、発症しないか、発症しても軽症なことが多いですが、次のようなケースでは重症化しやすいので、注意してください。

・新生児
母親が免疫力を持っていなければ、重症化する可能性がありますので、注意してください。

・抗体を持っていないパートナー
キスやセックスで相手に口唇ヘルペスや性器ヘルペスを発症させる危険性があります。初感染の性器ヘルペスは重症化することが大変多いので気をつけましょう。

アトピー性皮膚炎の人
皮膚のバリア機能が低下しているので、皮膚から感染し、重症化しやすいです。

・病気などで免疫力が低下している人
白血病、ガン、移植手術後などの患者さん

 

 

性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスが原因で、性器やお尻の周辺に水ぶくれができる病気です。性的な接触によってウイルスが感染する性行為感染症の一つです。性器ヘルペスは男性よりも女性に多く、全体では女性が男性の約2倍とされています。症状があっても性器ヘルペスと気づいていない人が多いようです。

 

単純ヘルペスウイルス2型にかかったときは1型よりも再発の頻度が高いとされます。再発の頻度は1ヶ月に何回も再発する人もいますが、年に1回くらいの人もいます。

上口唇は鼻に接しているので口唇ヘルペスも鼻に出るのです。
鼻と言っても皮膚の表面ですから皮膚科の受診で問題ありません。

実は、ヘルペスは鼻にも症状があらわれることがあります。水疱ができたり患部が腫れたりするのはもちろん、会話や食事をする際も鼻の下あたりに痛みを感じるようになります。患部に触らないように注意して、ほかの部分にウイルスを感染させないことが大切です。

 

 

腹筋が痛い。腹直筋血腫のエコー像。腹直筋損傷、断裂。

腹直筋血腫

腹直筋(ふくちょくきん、Rectus abdominis)は、腹部の筋肉のうち前腹壁の中を走る前腹筋の一つ。一般的に腹筋</strong   >(ふっきん)と言われています。

 

50代女性。上腹部痛でエコー検査依頼

 

そんな風に依頼がきたら内臓疾患否定しないと!って思いますよね笑

 

 「こちらのベッドに寝て下さい。」患者さんは横になる瞬間が痛いようで”あいたたたたた”と言いながらベッドへ。。。

 

横になってしまえば大丈夫みたいで、おしゃべりしてくれました☺

先週からずっと風邪をこじらしている様で咳が止まらず大変と.....💦

咳をするとお腹がすごく痛いし、起き上がるときも痛くて普通に起きれない💦

 

肝臓や胆嚢を見ながらそんな話しを聞きつつ、特に異常が無いため 浅い位置に目をむけると、筋層部の厚みが他と違う部位を発見👀✨

ここ痛いですか?と聞くと痛みの位置に一致。

 

拡大してみると腹直筋は肥厚し、内部に血腫を伴っていました。

腹直筋損傷のエコー像です。


腹直筋血腫エコー像I20140219142422109 1

 

 

たぶん咳のしすぎで損傷したんでしょうね(*´>д<)

 

左右で比較するとわかりやすい🍀

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腹直筋の左右差

 

治療は安静www

痛み止めやシップなどで紛らわせながら、安静にし自然治癒するのを待つしかないです😂

肉離れみたいなものですから☺

とはいえ家でゴロゴロ過ごせない方も多いと思うので安静って難しいですよね。

起き上がるときも痛い。寝るときも痛い。くしゃみや咳も痛いwww

周囲の人の理解と協力が大切です。

 

無理な筋トレなども気を付けましょう笑

 

 

 

 

【非外傷性腹直筋血腫】

明らかな外傷歴がないにもかかわらず、腹直筋鞘内に血腫を形成する比較的稀な疾患である。明らかな外傷ではないが、咳嗽、腹筋運動やスポーツ、特にバレーボール中に発症したとの報告が散見される。本症は腹直筋線維の断裂に伴う腹直筋内の上下腹壁動静脈の出血により生じる。上部に比べて下部腹直筋のほうが急激な筋収縮や筋断裂 が生じやすい。下腹壁動静脈が弓状線部で腹直筋鞘内に流入する付近での破綻が多いことが理由とされる。右利きでは右側腹直筋が緊張しやすいため右側腹直筋血腫が高頻度であると説がある。しかしながら、利き手と発症側の関係について記載されている報告は少なく、バレーボールのように利き手側の筋肉が緊張しやすい場合もあるが、咳嗽や腹筋運動の場合、左右の発生部位との関連性は不明である。

 

門脈ガス血症のエコー像。門脈内にきらきら点状の高エコーが流れる。

 

ポータブルにて病棟でエコー検査

肝機能障害?での依頼でした

肝臓を見ていると門脈にキラキラ光るたくさんの高エコーが流れています☆ミ

そして肝臓に蓄積されているような印象…( ゚д゚)ハッ!

門脈ガス血症のエコー像です。

門脈の中を小さなユーホーが移動してるような感じを受けました笑


門脈ガス血症 M20110803164355921 1m 1 avi2

 

 検査室に戻ってからDrに報告

CTで確認してもらいましたが、異常は見られませんでした。

特に重篤な状態でなくても所見として捉えることができるんだ…💦

その後患者さんには "胆管炎" と病名がついていまいた(:3_ヽ)_コテッ!

 

 

 

門脈ガス血症は比較的稀であるが腸管壊死をはじめ,虚血性腸炎,急性腸炎,腸閉塞等の重篤な疾患により引き起こされることがあり決して見逃さないことが大切である

 

本症はそれ自体で独立した疾患ではなく,腸管壊死など重篤な疾患の際に認められる比較的まれな病態です

本症の発生機序や全身への影響としては

① 粘膜障害部位からの腸管内ガス移行

② 腸管内圧の上昇(腸管気腫症)

③ 腸管壁ないしは腹腔内の細菌感染巣によるガス産生菌による敗血症

が3大要因と推定されます。

文献によると上腸間膜動脈血栓症、絞扼性イレウス、壊死性腸炎などが原因で腸管壊死を起こし これに併発するものが半数以上を占め、そのほか急性腸炎、虚血性腸炎胃潰瘍、大腸癌などの腸管非壊死や、腹腔内膿瘍、敗血症、急性膵炎、気腫性胆嚢炎が注腸造影や内視鏡検査後に認められたと報告されています。

 

胆道気腫と間違えないようにwww

痛みに鈍感な高齢者や糖尿病の人には注意ですね🍀

 

超音波検査で門脈ガス血症が指摘されても CTで指摘されない症例もあるそうです。

 

 今回は下腸管膜静脈→脾静脈→門脈 とガスが流れてきているので、左半結腸。下降結腸、S上結腸などからの流入が考えられます☺

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門脈

 

腸内の圧力(腸管内圧)の上昇慢性の便秘があると腸がふくらみ、排便時に力んだりすると腸管内圧が上昇し、次第に腸の壁の弱い部分がふくらんでいきます。ストレスなどの精神的緊張でも大腸の収縮が高まり、腸管内圧が上昇します。

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点滴などをしてる患者さんの下大静脈にもたまにエアーがきらきら見えるときもありますが、それとは違います。

多いほど肝に蓄積される量も増えるので、肝臓自体も明るさがまし見づらくなります。

緊急性が高い時もありますが、今回のように特に腸管の壊死や穿孔がない時にも見られます。

 

胆道気腫は、胆道系や膵頭部の術後によく見られます。

(総胆管空腸吻合・内視鏡的乳頭切開など)

胆道内に空気が流入しコメットエコーや多重反射として描出されます。

比較的中枢側に多く見られ、門脈ガス血症の末梢側の蓄積と異なります。

また、体位変換によるエアーの移動も確認できます。

 

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腎の高エコー腫瘤。急性巣状細菌性腎炎(AFBN)の超音波画像。発熱

急性巣状細菌性腎炎(AFBN)Acute focal bacterial nephritis は

 

膿瘍形成を伴わない腎実質の炎症性疾患です。

 

 

動画の症例はインフルエンザが流行っている時期に発熱で来院

不明熱でエコー検査依頼。

30代 女性

インフルエンザの検査が陰性とはいえ、密室で10分も一緒なのは不安な私w💦🥺本当はインフルエンザじゃないのー??と思いながら……

特に熱の原因はわからないまま、右腎の皮質中央に高エコーの腫瘤を発見

⇓画像になります。

 


AFBN I20140305161020343 1

 

採血では、白血球・CRP 高値。尿検査:異常なし。

 

高周波プローブでも描出可能な深さだったので、リニアプローブに持ち替えてみました

何となく輪郭がわかる程度…w

腎から少し突出してないとわかりにくいですね💦

 


AFBN拡大 2

 

【急性巣状細菌性腎炎(AFBN】

AFBNは液状化を伴わない腫瘤性病変で、腎盂腎炎から腎膿瘍の前段階と言われています。小児の不明熱の原因のひとつでもあります。

腎実質に巣状に細菌感染を生じ、まだ膿瘍化(液化)していない状態

腎盂腎炎➝AFBN➝腎膿瘍といった経過をたどるようです。

腎盂腎炎からではなく、血行性に細菌感染を起こして発症することもある。

 

尿中白血球の増加や尿培陽性は少ない:尿所見の乏しい

エコーでは腎実質内に高エコー腫瘤として描出されカラードプラにて無血管領域として描出される

病気を知っていたら、このエコー画像を見たら疑うことができますが、知らないと ただ腎臓に高エコー腫瘤がある?で検査終了してしまうかもです💦

エコーの画像はある程度は誰にでも描出できますが、知識があるか ないかによって、画像の取り方、所見の書き方が大きく変わってきますので、知っていると診断に結びつくような症例は勉強しておきたいですね🍀

 

 

 

造影CTでは 病変部位は low density area として見られる

 

 

※CT所見の違い

腎盂腎炎:造影早期(動脈相優位あるいは皮質相)に巣状の造影低下域を認めることがあるが、造影後期(平衡相)では周囲正常腎実質部と同様に造影される

AFBN:巣状造影低下域は平衡相まで続くが、造影効果は完全には消失しないで残存する。

腎膿瘍:病巣の一部にすべての相でまったく造影効果を示さない(液化のため)

低吸収の部分が存在する。同部は単純CTでも正常腎実質部より低吸収のことが多い。

 

 

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AFBN

 

不明熱に依頼時には腎臓の炎症性疾患の除外を✨

 

 

 

 

 

 

 

www.rapyutatta.me

 

超音波ガイド穿刺の基本。エコー下穿刺の初心者、中心静脈穿刺。IVH中心静脈カテーテル

 


皆さんの施設では穿刺時にエコー(超音波)を使用してますか?私の施設ではDrにより最初からエコーを準備して始める時と、フリーハンドで困難なときに急遽エコーを使用するときがあります☺

数回失敗後にエコーで呼ばれたときは、傷や麻酔や穿刺後の血管損傷などで画像の描出が不鮮明になってしまうので正直、最初から呼んで欲しい…と心の中で思ってます笑

 

 

・確実な穿刺のために

安定した画像を描出する技術が必要です

超音波検査をしている人に画像を出してもらいましょう。

自分で描出するのもいいですが、もっといい画像が見えるかもしれません笑

 

エコー機械の位置、画面に背を向けてないか、患者と穿刺施行者の位置関係に無理な体制はないか等、自分が実施しやすいような環境でしましょう。

 

よく、エコー画像を描出する人がDrに遠慮して首が痛くなるような体制で実施している人を見かけますが、適した画像を描出し施行者へのアドバイザーにならなければなりません。ただ描出するだけではなく、周辺の組織との位置関係、深さなど穿刺施行者へできるだけ多くの情報を提供できるようにリアルタイムで画像をみたり機械を操作できる位置で臨みましょう。

 

・局所麻酔時の注意

決して空気を注入しないこと。その後の穿刺が困難になります。

 

超音波(エコー検査)では空気が白い画像で描出され、下にある目標物が見えなくなります。麻酔時にDrに空気を入れないように伝えてください。よく、麻酔追加時に勢い余って空気まで注入することがあります笑

 

麻酔液と入れると皮膚に厚みができ目標物までの距離が遠くなります。画像の鮮明度もやや落ちて見えにくくなります。また目標物が静脈のときは麻酔で肥厚した周囲組織により、静脈が圧排され つぶれ、穿刺が難しくなることもあるので注意してください。

 

・穿刺針は次第に曲がる

穿刺針の先端は斜めにカットされており、刺入時には針先端に切断面と反対方向に直行するベクトルが作用し、針は次第に屈曲し目標からずれます。

先端のカット方向を走査面と並行にして穿刺すると針が走査面外にずれて針先端が途中で画面より消える。針先端のカット方向がプローブの走査方向と直行する向きで穿刺することを注意してください

目標が深ければ曲がりやすく、アタッチメントをつけているにも関わらずエコー画像に穿刺針が描出されないなどプチ事件に発展します笑。肝穿刺時などでみられます。

 

【中心静脈穿刺】

CVカテーテルやダブルルーメンカテーテルをエコー下で挿入

内頸静脈は深く刺しすぎると鎖骨下動脈や肺が存在し危険です。針の長さを確認して刺す前にどれくらいまで刺しても大丈夫かを想像してください。また内側に向けて刺さないこと。甲状腺動脈などに刺さります。

先にエコーで見といて!マジックで印つけといて!と言われても➝首の角度が変われば血管の走行も変わるので危険です。

静脈が虚脱してる時は、足元をあげたり頭の位置を下げたり、傾かせたりして理想的な大きさの静脈になるか検討してみましょう。

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頸部の右内頸静脈と総頚動脈のエコー画像にです。血管はエコーでは黒く映ります。

内側に動脈や甲状腺がみえます。画像を見れば内側に針が向かっていく危険性がわかりますね。

 

 

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右はプローブを押さえた時の画像です。浅い位置にある静脈は少しの圧排で変形します。ドプラ画像が使えないときは圧排することによって静脈を確認できます。

血管の位置と周りの組織の位置を確認してから、麻酔、穿刺になります。

短軸穿刺では針を追うことが難しく、長軸穿刺では狭い走査線内で針を見なければいけません。できるだけ小型のプローブを使用し長軸走査で針全体を確認しながら穿刺するのがいいと思います。

 

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縦に走査した時の血管の見え方です。静脈の下に動脈が描出されてます。このようなコースでは静脈を貫通した時に動脈の刺さって危険なので、できるだけ動脈が描出されてないコースを探します。なかなか理想的に行かないんですけどね。

 

 

 【長軸穿刺】

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 こんにゃくを使用した練習穿刺です。こんにゃくの種類でエコー画像が違います。内部が粗くとても見にくいこんにゃくもあるので購入時に数種類検討してみてください。

 

空気や液体を注入してどのような画像になるか見たり、針の角度がどれくらいで刺すとどこの深さになるのか、自分には縦走査の穿刺が向いてるのか、横走査の穿刺が向いてるのか等、再確認できます。

 

 

 

長軸穿刺ではプロ―ブの中心がエコーでの画像描出部位になるので、黒の点線上に針が通るような向きで穿刺すると画像に穿刺針が映ります。穿刺位置は中央なのに向きが中心上を通ってないと画像で見ることはできません。

また、プローブを持つ人は、プローブが徐々にずれないように、患者と持ち手の一部をくっつけておくといいです。私は小指をくっつけてます。こんにゃくもよく滑るので同じ位置での固定は難しいです笑

 

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 プローブのすぐ近くから穿刺してしまうと、針で皮膚の表面が押され、穿刺時にエコーの画像が押された皮膚の部分だけ見れなくなります。少し離した位置で穿刺するとエコー画像は欠如しなくて済みます。

 

穿刺時、静脈の前壁 が押されたように見え静脈は変形します。針が前壁を貫くと形状が戻るので血管内に入ったのがわかります。

 

 

 

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GWを挿入するとき、針先と後壁との間に距離が必要でGWが後壁に当たり挿入しにくい時があります。穿刺針をほんの少し引いて持ち上げるようにすると挿入しやすくなります。

GWが奥まで進んだらIVHカテーテルを通して固定✨

 

慣れるまで、長軸穿刺のほうが確実な印象があります。

短軸穿刺では、針の先端を探すのが難しく、プローブの直下の標的との位置関係での穿刺角度などに熟練した技術が必要になってきます。

自分でプローブを持って穿刺する時は目標との位置関係が把握できるので失敗は減ると思います☺

 

 

www.rapyutatta.me

 

 

 

 

腹部エコー。小腸の拡張・浮腫。腹水。小腸アニサキス症のエコー像。小腸の浮腫と腹水。

アニサキス寄生虫(線虫)の一種です。

寄生部位は食道から直腸までの全消化管で胃の罹患が圧倒的に多い(93%程)

アニサキス幼虫は、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見えます。アニサキス幼虫は、寄生している魚介類が死亡し、時間が経過すると内臓から筋肉に移動することが知られています☺

アニサキス幼虫は、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生します。

消化管アニサキス症は虫体の中間宿主であるサバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカサバ等の魚介類を生食したことで発症する消化管幼虫移行症で、感染源はサバが最も多いと言われています💦

 

海産魚介類の生食を避けること、あるいは加熱後に喫食すること(60℃で1分以上)が確実な感染予防の方法となります。また冷凍処理(-20℃,24時間以上)によりアニサキス幼虫は感染性を失うので、魚を冷凍して解凍後に生食することは感染予防に有効です。 ・冷凍: (-20℃で24時間以上冷凍) ・加熱:(70℃以上、または60℃なら1分)

 

 

 

 

 

小腸アニサキスは4~8%程度で

生食から発症までの時間は胃アニサキス症が約6~9 時間なのに対し、小腸アニサキス症は数日経過してから発症することが多いとされています☺ 臨床症状は,腹痛,嘔気,嘔吐,腹部膨満感などで、本疾患特有の症状はありません。 臨床経過は感作の状態により、緩和型あるいは劇症型のどちらをたどるか決定され、初感染の場合自覚症状はほとんどないと言われます。感作のある場合はⅠ型アレルギーが関与する激しい症状を伴います。劇症型の本体は即時型過敏反応であり、抗原抗体反応で誘導されたchemical mediatorにより消化管平滑筋の激しい攣縮が発生し,激しい腹痛の原因となる。毛細血管の透過性と 好中球,好酸球の浸潤により局所に蜂窩織炎を合併することもあるそうです💦

CTが最も有用であるとされており、小腸の限局的な浮腫像が典型的です。

 

小腸アニサキス症の早期診断として

・発症前数日間に鮮魚を生食している

・腹部単純X 線撮影での小腸ループ像と鏡面像を認める

・腹部超 音波検査での腹水貯留を認める,

・腹水が多い割に, 全身状態が良好で腹部の理学的所見も軽度

・小腸粘膜下のトウモロコシ様の浮腫性肥厚corn sign

・内部に線状の構造物(アニサキス虫体)を確認する

 

などなど…。

 

今回は30代女性、何となくお腹に違和感がある。との事でエコー検査。

痛くもなく、少し張った感じらしく元気な方でした。

全身状態がいい割には腹水が多く驚きました。

 

🍀エコー画像です 🍀


コーンサイン

https://youtu.be/nz7sjESFhXw

 

小腸の壁は浮腫のため、トウモロコシみたいに見えます。一度見たら忘れない症例かなぁと思います。

 

1週間ほどで虫体は死亡するため,腸管の減圧や抗アレルギー剤,抗炎症剤,副 腎皮質ホルモンなどの薬物療法が有効です🙆✨

 

アニサキス

魚介類の生食後数時間して、激しい上腹部痛,悪心,嘔吐をもって発症するのが胃アニサキス症の特徴で、人体症例の大半がこの症状を呈する(劇症型胃アニサキス症)。食歴に関する問診と臨床症状から劇症型胃アニサキス症が疑われる場合は、胃内視鏡検査で虫体を検索し(虫体1匹の穿入で発症することも多い,)検出虫体の形態と遺伝子配列から確定診断する。しかし健康診断時等の内視鏡検査で 胃粘膜に穿入する虫体が見つかる無症候例もある(緩和型胃アニサキス症)

予防・治療

加熱や冷凍以外の方法として、新鮮なうちに魚介類の内臓を摘出するなどの工夫も感染予防に適用できる。内臓に寄生する幼虫が漁獲後に筋肉へ移行することもある。なお醤油,わさび,酢がアニサキス症の予防に有効ではないかと期待されてきたが、料理で使う程度の量や濃度、処理の時間では虫体は死なない💦

治療法に関しては,胃アニサキス症では胃内視鏡検査時に胃粘膜に穿入する虫体を見つけ,これを鉗子で摘出する.腸アニサキス症では対症療法が試みられ,場合により外科的処置が施される.なお現在のところ,幼虫に対する効果的な駆虫薬は開発されていないそうです💦💦

 

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